Business＆Mind Shift

堀越政美 社長

　NTTデータグループは、2006年度（07年3月期）に売上高1兆円を達成し、「量から質」に向けた新たなステージに入った。グループ会社として当社には、ミドルマーケットビジネスの一層の拡大が期待されている。

　ITをめぐる世の中の環境変化は目まぐるしい。「J─SOX法」をはじめとする企業のコンプライアンス（法令遵守）強化、国際会計基準への対応、セキュリティの確保、グループ経営強化などである。幸い当社には、主力のERP（統合基幹業務システム）「SCAW」をはじめ、「intra─mart」「GO─Global」「緊急安否情報システム」など、これらのニーズに対応できる商品がある。

　「SCAW」については、現在1200あまりの顧客が利用しており、特に、会計システムについては、今年春から、NTTデータグループでも、一斉導入される予定である。「SCAW」を自ら使い込むことで、商品力を磨いていく。

　また、Webシステム構築基盤「intra─mart」は、中堅企業での電子稟議や稼動の集計、旅費の請求など、企業のポータル機能として、あるいはSOA（サービス指向アーキテクチャ）の基盤としても注力していきたい。

　さらに、顧客の視点で発想できる営業力や開発力を強化して、「より使いやすいシステムを、よりリーズナブルな価格で提供すること」をモットーに、全社一丸となったビジネスの展開で、顧客の期待に応え、顧客の「真のITパートナー」になっていきたいと考えている。

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