ますます“安心の電サ”

百瀬次生 社長

　「ますます“安心の電サ”」を2007年に引き続き今年も掲げる。顧客に「安心を提供する企業＝日立電子サービス（日立電サ）」のイメージを、継続的に顧客に定着させたい。

　08年度（09年3月期）は、3か年中期経営計画の最終年度。05年は、日立グループの情報システム構築会社「日立オープンプラットフォームソリューションズ（日立OPSS）」を吸収し、総合サポートサービス会社になるための基盤を整え、06年は“第二の創業”の年とした。07年は、築いた体制をより強固にすることに集中した。体制が整い、08年は仕上げの年になる。業績は過去2年連続増収増益で、今年度も増収増益を達成する見込み。08年度もこの成長路線を踏み外すことなく、着実に上に進んでいき、総合サポートサービス会社としての地位を確立する。

　また、来年度は業績拡大だけでなく、人材育成にもさらに力を注ぐ。07年度は「人材育成元年」と位置づけ、CEやSEの育成プログラムをつくり推進してきた。08年は加速させる。

　「人材は人財」、つまり企業にとって最大の財産だと思っている。「人財力×組織力」が顧客に提供するサービスの品質を決めると考えている。社員の成長なくして企業の成長もない。

　07年は、現場の声を吸い上げる活動や社員教育に振り向ける時間が不足していた点を反省している。08年は、社員がステップアップするために必要となる時間と場所の提供を積極的にすすめていきたいと思う。

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