年頭所感
【2008年 年頭所感】 日本事務器
2008/01/14 20:37
週刊BCN 2008年01月14日vol.1218掲載
One NJC
田中啓一 社長
社員全員が一丸となって突き進む体制をもっと強固にしたい。その意味で「One NJC(日本事務器)」を掲げる。
NJCは、全国規模でビジネスを展開しているので、拠点や人員が全国に散らばっている。すべての社員に共通の意識を持たせることは難しいが、業績拡大のためには再度足並みを揃える必要がある。時間をかけても、考えを周知徹底させて強いチームを作り上げたい。
もう1つ選ぶとしたら、「弾力性」をあげる。想定範囲外のことが起きても柔軟に対応し、すぐに行動に移せる意識を根付かせる意味で重要な要素になる。社員全員に対し、浸透を図っていく。
今年度(2008年3月期)は新商品のリリースが遅れたが、来年度は商品ラインアップが揃ったので、当社が強みを持つ医療、文教・公共、一般企業の3市場で存在感を示していく。
また、直近のビジネス拡大施策だけでなく、中長期的な視点で将来を見据えた戦略も合わせて進める。とくに関心を持っているのが「SaaS」。ソフトの機能をサービスとして提供するモデルが本流になれば、SIerのビジネスモデルが大きく変わる可能性がある。今のSIビジネスが通用しなくなるかもしれない。直近のビジネスとはあまり関係がないかもしれないが、ニーズが強まった時に迅速に対応できるスキルを身に付けておきたい。すでに、業界団体の研究会などにも参加しており、08年はもっと積極的に調査・研究を進めていくつもりだ。
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