信頼

大塚裕司 社長

　2007年に引き続き「信頼」という言葉を掲げる。お客様の目線で信頼に応えるからだ。

　現在、サブプライム問題などで景気の低速という影響が少なからず現れている。そのため慎重にならざるをえないが、デフレスパイラルではない。しかも、企業の体質が強くなっていることから、底なし感はない。一時期は落ち込む可能性はあるが、IT化を必要とするなど、結果的にマーケットは伸長するとみている。決して油断できないが、先行きは明るいといえる。

　社内的には、残業時間に応じて残業代を支払う制度の実施で社員による仕事のやり方が変わった。社内システムの強化も図っていることで、業務効率化という点でも改善が進んでいる。こうした取り組みが、お客様に対する信頼感につながる。まだ道半ばだが、07年で想定していた「信頼」は達成できたと自負している。

　こうした種まきを07年で行い、お客様とのタイムリーな関係を築く仕組みを着実に確立している。ビジネス的には、モバイルソリューションの加速や、ウィンドウズOS「Vista」と対のサーバーOSをマイクロソフトが市場投入すること、CPUが64bit時代になる、IPv4からIPv6への移行が進行していることなど、さまざまなプラス要因がある。扱っている製品ラインナップが豊富であることや多くの事業を手がけている強みを生かし、複合提案をさらに進化させた形を作り上げるつもりだ。そして、お客様とともに飛躍していく。

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