年頭所感
【2008年 年頭所感】 東芝情報機器
2008/01/07 20:37
週刊BCN 2008年01月07日vol.1217掲載
成長
山下文男社長
一段と飛躍するという意味で、「成長」という言葉を掲げる。
2年前にプリンタ事業を東芝テックビジネスソリューションに移管し、売上規模についてはプリンタ事業を手がけていた時期よりも減ったのが現状だ。しかし、パソコンを核としたビジネスで成長路線を敷くことができた。これにより、売上規模は900億円を超える基盤が固まった。そのため、今年は1000億円を目指す。
業績を伸ばすためには、販売代理店とパートナーシップを深め、連携強化を図っていくことが重要だ。そこで、支援強化策を打ち出す。具体的には、戦略ごとの情報配信を拡充していくほか、セミナー内覧会の実施、各販売代理店の詳細な紹介や受発注システム搭載の販売専用サイトを提供するといったパートナープログラムを策定した。また、パートナー営業担当者の増員、仕様提案やペリフェラルサービスを含めた案件獲得の支援を強化する。さらに、販売代理店の自社製品とパソコンの組み合わせによる新しいシステム・サービスの創造、SMB(中堅・中小企業)に対するセキュリティサービスの導入促進などを図る。代理店経由のパソコン販売比率は60%を占めている。これを、いかに高めていけるかが事業拡大のカギと確信している。
2007年10月末には、本社機能を東京・豊洲の新社屋に集約した。07年4月1日に東芝パソコンシステムの直販営業部門を統合したことから、新社屋で融合できたことは大きな糧となる。今後は、全社一丸となって成長する。
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