年頭所感
【2008年 年頭所感】 クレオ
2008/01/07 20:37
週刊BCN 2008年01月07日vol.1217掲載
さらなる加速
土屋淳一社長
当社は約12年の販売実績がある基幹業務パッケージ「CBMS」から、次の時代の中核製品として「CBMS ZeeM」を投入した。だが、初期不良問題で新製品への切り替えがうまくいかず、06年までの3年間は非常に苦しんだ。なかなか積極的な営業活動に打って出れない状況が続いたが、07年は品質問題が収束し、一転してZeeMの売り上げが安定してきたため、実績を積み上げる段階に入った。現在、営業部隊の増強をはじめ販売体制を整えている。
また、07年はモバイル関連のベンチャー企業、ネットジーンと合併、モバイル事業部を新設した。モバイルがいずれキーになると見通していたが、事業として立ち上がるにはまだ時間がかかるだろうと考えていた。ところが07年夏以降、モバイルへの需要が高まっているのを感じている。
これまでモバイルを使ったインターネットは公式コンテンツでなければ、アクセスしにくい状況があった。だが、検索エンジンの導入により、PCのインターネットと同じように、さまざまなサイトにアクセスできるようになった。モバイルが広告媒体として注目を集め、ユーザー企業がこぞってモバイルを使った広告を考え始めている。
モバイルのコンテンツ開発やウェブサイト制作など、モバイルに関するノウハウを持った企業に、需要が集中している状況がある。ZeeM事業とともにモバイル事業部もリソースを増やしながら発展させ、08年の「さらなる加速」につなげたい。
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