ブレイク2.0

塩田侯造社長

　長い足踏み状態を抜け出し、2007年はまさにブレイクした。順調に業績が伸び、08年に達成するはずだった計画を07年で成し遂げたほどだ。そのため08年は、これまでとは違った成長を遂げるために「ブレイク2.0」を念頭に置く。

　当社だけが成長するのではなく、当社が提供した製品で販売代理店やユーザー企業などが成長することを考えていく。そのため営業、技術、サポートで、さまざまな強化策を実施する。惜しみなく投資するつもりだ。人員については、即戦力の人材に加えて長い目でみて継続的な成長を見据えた新卒採用も積極的に実施していく。

　当社は、モノを流すだけの単なるディストリビュータではない。ユニークな製品を取り扱い、他社が真似できないサービスを提供できる“ソリューションディストリビュータ”と自負している。例えると、営業と技術、マーケティング、管理部門それぞれに強みを持つ“四駆のジープ”のような存在といえる。各組織が目標達成に向けて機能し、しかも逆境にも負けない力を持っているという点で、一段と進化できる基盤は整っているといえるだろう。

　ビジネス面でいえば、注力していく分野のひとつが「仮想化」だ。先行してビジネスを手がけてきたため、さまざまな切り口でソリューションを提案できる。また、環境問題やエネルギー対策を視野に入れた製品やサービスも徹底的に提案していく。市場環境は、需要増が期待できる要素が多い。チャンスと捉えて進んでいく。

---