年頭所感
【2008年 年頭所感】 シマンテック
2008/01/07 20:37
週刊BCN 2008年01月07日vol.1217掲載
つながる世界。つなげる安心。
木村裕之社長
ネット社会の浸透により、ITは生活、仕事において必要不可欠なインフラになったが、安全性に不安があるのが課題だ。そのため、J─SOX法、新会社法、個人情報保護法など法的な整備も始まり、セキュリティ、アベイラビリティ(安全性、信頼性)では、高い基準が求められる時代になった。08年は「つながる世界。つなげる安心。」を掲げる。
2007年は製品の刷新や、新サービスの提供などを立て続けに行った。今年は業種業態ごとのソリューションと営業、コンサルティングを提供する部隊を強化する。金融、テレコムなどITをけん引するユーザー業界に対して部隊を強化する。製造・流通でも各業種、業態の特殊性がある。その辺りも深耕したい。
08年の鍵は、エンドポイント・セキュリティの製品群やアーカイブソリューション「Enterprise Vault」や「Server Foundation」「NetBackup」などのデータセンター管理ソリューション、Windowsソリューションだ。また、大企業向けの監視・管理などを行うマネージドセキュリティサービス(MSS)やITリスクアセスメントコンサルティングなどだ。最近、金融以外の業界がJ─SOX法を見据え、ITリスクマネジメントに本腰を入れ始めた。昨年買収した資産管理ソリューションを手がけるAltiris、情報漏えい対策の専門会社Vontuの製品もITリスクマネジメントの一環のソリューションとして、提供する段階だろう。
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