年頭所感
【2008年 年頭所感】 三井情報
2008/01/07 20:37
週刊BCN 2008年01月07日vol.1217掲載
飛躍
増田潤逸社長
旧三井情報開発と旧ネクストコムの統合で新しい会社として再スタートを切ったため、2007年は「融合」をテーマに基盤作りを進めてきた。08年は、融合を生かすため「飛躍」がふさわしい。これは、新会社の社長に就任した際に、次のステップとして考えていた言葉だ。
07年4月の統合後、真っ先に実施したことは人事や給与、就業規則など各種制度の統一だった。10月末には、年度初めとなる今年4月からのポジションを各社員に対して明確化した。これにより、社員は融合という意識が高まったといえる。08年3月までに行うことは営業組織の融合だ。ビジネス面では、最近になってコンサルティングをベースとしてSIとNIを融合させた案件の獲得などSIerとNIerの強みを生かしたビジネスを確立しつつある。
そこで、営業組織の1拠点集約や、SIとNIが融合できる組織体制の整備など、ビジネス連携を一段と進める体制を敷く。調達部門も各部署に配置させることを考えている。在庫管理はアウトソーシングする。こうした取り組みは、SIとNIの融合を生かすことが強みと判断しているからだ。どのような体制に整えるかは今後詰めていくが、ソリューション単位で、SIとNIそれぞれの観点から提案できるような体制作りを追求する。
当面は利益重視を念頭に置き、09年度(10年3月期)に営業利益率9.0%を目標にしている。これは絶対に達成させる。目標を達成した際は、ビジネス領域の大幅拡大など大きな挑戦を掲げたい。
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