年頭所感
【2007年 年頭所感】 富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)
2007/01/08 20:37
週刊BCN 2007年01月08日vol.1169掲載
「最大価値の追求」
太田幸一社長
「顧客に対して最大の価値を提供する企業でありたい」。この思いから「最大価値」を2007年のキーワードにした。当社は、全国13か所にデータセンターを設置しており、情報システムの運用やアウトソーシングに強い。中堅企業を中心にアウトソーシングは2ケタ成長を数年間続けており、今年度(07年3月期)もこの成長率を持続できそうだ。このままアウトソーシングを伸ばしながら、それ以上に07年から力を注いでいくのがWebサービス事業である。
Webサービスは、業種や業務別にメニューを分けたASPサービス「BeStage」や、EDI(電子データ交換)の「Trade Front」などを用意している。06年は戦略的サービスとして、ソフトメーカーが自社ソフトをASPサービスとして提供するための支援とIT基盤を提供する「AODプラットフォームサービス」も始めた。07年早々にはセキュリティで新ASPサービスも開始する。Webサービス事業の売上高は、まだ全体の15%にとどまるが、今後の成長が見込める分野。この比率をさらに高めていきたい。
07年4月に、母体会社であるファコムの誕生から数えて45周年を迎える。1つの節目として捉え、08年度(09年3月期)の経常利益率2ケタの実現に向けて07年はステップの年にする。そのために、顧客に最大価値を提供する姿勢を徹底する。
また、親会社の富士通にもグループ会社の一員として最大価値を提供し、富士通グループの業績底上げに貢献していきたい。
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