美しい自然の保護 再生に向けて
<美しい自然の保護 再生に向けて>6.千葉県一宮海岸と景観改修保全
2006/08/14 16:04
週刊BCN 2006年08月14日vol.1150掲載
何度か役所と接渉した結果、私費で改修保全を行うことになりました。保安松林については枯木を伐採し、排水溝を造ることで水捌けをよくして、樹勢を回復させ、そのうえ花木の植樹と遊歩道を整備するなどして、四季を通じて楽しめる「遊歩公園」を創りたいと考えています。
また、一宮川河口の干潟については、アラスカやオーストラリアからの貴重な渡り鳥の飛来地として知られており、それらの餌になる海浜魚介類も豊富にある。かつては西の大磯と並びはやされた保養地であり、斉藤実首相や平沼騏一郎首相、大河内正敏博士など、多くの名士たちの別荘が立ち並んでいた景勝地でした。今は忘れられているこの貴重な景勝資源を、改修復元して、再びかつての名声を取り戻したいと想っています。
行政や地元の有志たちと力を合わせ、ぜひこれら2つの再生事業を成功させたいと願っています。(大塚商会名誉会長 大塚 実)
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