年頭所感

【2006年 年頭所感】 日本オフィス・システム(NOS)

2006/01/02 20:37

週刊BCN 2006年01月02日vol.1119掲載

「新創の見極め」

尾﨑 嵩社長

 06年は当社の3か年中期計画「新創」の最終年度であり“新創の見極め”の年だと位置づけている。

 新創では独自商材の開発や、ITアウトソーシングなど注力事業の拡充など、さまざまな取り組みを行っている。06年はこれら取り組みの総仕上げを行い、次の中期計画に向けた準備を進める。

 私が日本オフィス・システム(NOS)の経営に参画した97年から現在まで、ビジネスモデルの大転換を進めてきた。97年当時はハードウェアなどの販売が売上全体の約8割を占め、物販型のビジネスモデルだった。

 すでに物販型では十分な収益が得られなくなる可能性が見えていた時期で、顧客の経営問題を解決するソリューション型、サービス型のビジネスモデルへと変革することを決意した。

 中期計画の「変革」(98-00年)、「飛躍」(01-03年)、「新創」(04-06年)と大きく3つのステップに分けて構造改革を進めたことで、05年12月14日にはジャスダック証券取引所への株式上場を果たすことができた。

 今後は、当社の注力事業であるITアウトソーシングの質をさらに高める独自のERP「ファインクルーNX」のラインナップを拡充して競争力の向上を図る。

 ITアウトソーシングと独自ERPを組み合わせることで、顧客が必要とするときに最適なITシステムを提供するオンデマンド型のサービス事業を推進していきたい。
  • 1