年頭所感

【2005年 年頭所感】 日本コムシス

2005/01/10 20:37

週刊BCN 2005年01月10日vol.1071掲載

「改革」

島田博文社長

 ユーザーは、競争力強化や業務改善のために、ITシステムを効率的に活用してワークスタイルを変えることをさらに求められるようになる。

 また、ITベンダーにとっては、情報と通信システムの融合がさらに進み、提案内容に激的な変化が求められている。情報システム構築だけ、通信システム構築だけでは、顧客からプロジェクトを受注できない。情報も通信も併せてトータルで提案できるスキルを持たなければ生き残っていけない。

 今年は、ユーザーにとってもITベンダーにとっても改革が求められる年だ。

 システム構築でキーワードとなるのは、「光ファイバー」、「映像」、「常時接続」の3つだ。

 光ファイバーの普及は、今年一気に加速するとみている。「100メガバイトの高速通信網を生かせるだけのコンテンツがないから、まだ本格的な普及期を迎えない」という意見もあるが、価格が下がってきたことで、ユーザーは光ファイバーを検討し始めている。

 100メガバイトの高速通信が可能な環境は、音声通信と低容量のデータ通信だけでなく、映像などの大容量コンテンツもストレスなく送受信でき、ユーザーのワークスタイルを変化させるきっかけになる。ITベンダーは、この高速通信を活用した新たなシステム提案が行えなければならない。積極的に新領域に踏み込み、すでにあるリソースと組み合わせた新提案を行っていきたい。
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