「原点回帰と得意技」

秦 聖五社長

　首都圏の中堅・中小企業（SMB）市場のナンバーワンソリューションプロバイダを目指す。

　関東・甲信越地方のSMBをターゲットとした事業体制の確立という原点に立ち返り、首都圏市場での受注拡大に全力を尽くす。

　また、昨年もキーワードに掲げたが、競争の激しいソリューションビジネスのなかでは、独自の製品・サービスを追い求めていかなければ生き残れない。それだけに、今年も「得意技の追求」をキーワードとする。

　すでに中堅企業を対象としたERP（統合基幹業務システム）ソリューション「ウェブサーブ」が順調に伸びており、核となる得意技はできたと自負している。しかし、これだけでは足りない。

　今年は、年商20－30億円ほどの中小企業向けの製品・サービスも強化していく。中堅から中小企業まで幅広く製品・サービスを揃え、本格的にSMB市場に打って出る。

　営業、開発者を問わず、1人ひとりが得意技を持つことも重要であり、人材教育に関しても力を入れていく。

　JavaやLinuxなどの技術対応力の強化や不採算案件撲滅のために、プロジェクト管理の徹底を進めるとともに、単なるSE（システムエンジニア）だけでなく、営業スキルを兼ね備えるSEの育成も重点テーマとなる。

　首都圏のSMB市場で、どこにも負けない得意技をもつ企業として、今年はその地位を確立する。