年頭所感

【2005年 年頭所感】 日立システムアンドサービス

2005/01/10 20:37

週刊BCN 2005年01月10日vol.1071掲載

「躍々として」

中村博行社長

 日立製作所グループのシステムインテグレータとして昨年3月、東京証券取引所第2部に上場を果たした。今年は上場2年目の年として、利益を確保しステップアップする重要な節目の年となる。当社は、人財育成支援システムで業界をリードするSE(システムエンジニア)集団の構築を進めており、技術者は国内トップクラスの資格を持っている。社員の平均年齢も34歳と若く、踊り出すほど生き生きとした様子を表す「躍々」が次の夢に向かって進む姿に通じる。

 当社は、主に中堅企業をターゲットにしているが、顧客とともに考えて、必要としているものを作り上げる〝ソリューションインテグレータ〟を目指している。他社と差別化した強みを生かすとともに、EPM(エンタープライズパフォーマンスマネジメント)事業の強化を図り、上流工程のコンサルティングから下流工程までをワンストップで提供できる体制を一層強化していく。

 また、情報漏えい対策などセキュリティ分野も以前から取り組んでいるが、社内データの漏えい対策として、TCO削減を実現する「ブレードクライアントコンピュータ」にも注力している。

 顧客に価値あるソリューションを提供するために、アライアンスにより品揃えを強化し、提案の幅を広げていく。今後は、日立製作所経由の案件以外の独自の営業展開や自社パッケージ事業拡大により事業構造改革を推し進めていく。
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