先進的技術の追求

鹿島 亨社長

　独立系ソフト開発会社として35年以上の歴史を持つSRAの強みは何か──。それは先進的な技術を保有していることに尽きる。今年は、時代の先を行く新技術を徹底的に追求していく。

　SRAは創業以来、いつの時代でも、ソフトウェア開発で時代の先を行く技術を追い求め、そして身に付けてきた。それがSRAの強みでありSRAらしさだ。今年はこの原点に立ち返り、新たな技術を持ち一流ソフト開発会社の仲間入りをする。

　ここ最近では、オープンソース、Linuxという新領域でビジネス拡大を図っており、順調に業績を伸ばしている。今年度（2005年3月期）は、オープンソース関連ビジネスで売上高65億円に達する見込みだ。

　だが、この領域はビジネスとして見れば今が旬だが、まだ未開拓の新技術という観点からすれば、すでに広く普及しており、差別化要素としての価値は薄らぎつつある。

　今年は、次の新技術としてSOA（サービスオリエンテッドアーキテクチャ）に力を入れていこうと考えている。SOAを使えば、従来よりも複数のアプリケーションの連携を効率的に行うことができ、時間と費用の両面で大きなメリットを享受できる。まだニーズが顕在化している段階ではないが、メリットは大きい。それだけに、必ず脚光を浴びる時がくる。SOA関連の知識や経験を今から蓄積し、SOAに対する技術的優位性を確立する。