年頭所感

【2005年 年頭所感】 NECネクサソリューションズ

2005/01/03 20:37

週刊BCN 2005年01月03日vol.1070掲載

「飛躍」

松本秀雄社長

 今年のキーワードは「飛躍」。4月から新しい3か年の中期経営計画が始まる。この3か年計画で、売上高、利益ともに大きく飛躍する。当社の事業構造は、システムインテグレーション事業とアウトソーシング事業、ハードウェア販売などのプラットフォーム事業の3つの柱で構成される。今年度(2005年3月期)の構成比見込みは順番に38%、17%、45%となる見通し。

 前年度比の伸び率では、アウトソーシングが2割以上と最も高くなるだろう。単価下落が激しいハードウェア販売の大幅伸長は困難だが、一方で、システムインテグレーションの伸び率を今後3年間でアウトソーシングと同じように高めていく必要がある。このために、今年はシステムインテグレーション事業の販売体制の強化を進める。

 システムインテグレーション事業の中身を見ると、情報システムをゼロから設計・構築する顧客が金額で約25%を占める。その他約75%はパッケージソフトをベースにして構築している。住宅で例えるならば、前者が注文住宅で、後者が建て売りのようなもの。納期が短く、価格も安い建て売り住宅を求める顧客は多く、こうした顧客に向けて、より高効率で営業・販売する体制を強化する。当社にとってみても、ソフト開発で失敗するリスクが少なくて済み、安定した収益を確保しやすい。

 今年は、まず首都圏を中心に、パッケージベースの販売体制を強化し、「事業拡大=飛躍」に向けて力強く前進する。
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