年頭所感
【2005年 年頭所感】 富士通パーソナルズ
2005/01/03 20:37
週刊BCN 2005年01月03日vol.1070掲載
「付加価値の創造」
瀬井 秀社長
国内コンシューマ向けパソコン市場規模は、飽和レベルに達している。しかし、ユーザーの買い替えは確実にある。そのため、販売会社である当社としては、パソコンの活用面でいかに付加価値を創造できるかが拡販のカギになってくる。昨年は、消費者1人ひとりのブランド認知と浸透度合の指標として、社員の「マインドシェア」を高めることに力を注いできた。その結果、社員1人ひとりが顧客のために何ができるかを積極的に考えるようになり、さらにパートナーである販売店とのコミュニケーションが図れるようになった。
パートナーとの連携強化を加速するため、パソコンおよび関連機器で消費者のライフスタイルを提案できるプロモーションを各販売店と共同で行っていく。そのための体制を一段と確立する。
例を挙げるならば、パソコンとモバイル、ネットワークを切り口に、消費者に対してパソコンを活用すれば生活空間が広がることをアピールできる体験コーナーの設置を販売店に提案していく。
ホワイトボックスや、BTO(受注生産方式)メーカーによるウェブ直販により、パソコンの価格下落は今後も続くだろう。
しかし、低価格になびかないユーザーは少なくない。こうした需要を獲得していくため、販売店に対して適正な流通在庫を卸していき、販売店とウィン-ウィンの関係を保っていく。
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