年頭所感

【2005年 年頭所感】 東芝情報機器

2005/01/03 20:37

週刊BCN 2005年01月03日vol.1070掲載

「変革」

能條 昭社長

 競争力を高めるためには、常に変革することが必要だ。さまざまな施策を打ち出し、検証しながら定着化させ、効果を出すサイクルを作らなければならない。

 昨年10月1日から、社内組織の再編を開始した。「システムソリューション社」、「PCソリューション社」、「ドキュメントソリューション社」と、ビジネス業態別にカンパニー制を設けたほか、各地域の支店を営業部とし、それぞれの地域の支社が広域にビジネスを展開できる機能を持たせた。これにより、各カンパニーが業績に対する責任を負うことになる。さらに、システム、パソコン、ドキュメントの分野で仕入値と売値決定のスピード化が図られる。

 パートナープログラムの「TIE会」についても、19地域に分けていた「地域TIE会」を廃止し、本社各カンパニーにダイレクトに顧客の声を収集する体制を作った。これで、一段と効果的かつタイムリーに施策を展開できる仕組みになった。

 会員に関しては、当社と販売会社が売り上げと利益の拡大を目的として、TIE会員を取引高で「メジャー会員」と「エリア会員」に区分した。販促施策は、ウェブによる販売促進サイトの設置で地域別の対応スピードの格差を解消した。

 こうした変革を実施したのは、当社と販売会社がともに強靱な体質を作り、利益が確保できる企業として勝ち残るため。今年度(2005年3月期)末には効果を出す。
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