年頭所感

【2005年 年頭所感】 日本ビジネスコンピューター(JBCC)

2005/01/03 20:37

週刊BCN 2005年01月03日vol.1070掲載

「勢」

石黒和義社長

 2005年の年頭にあたって迷わずに、勢いを持って取り組むという強い意志を込めて、「勢」をキーワードに掲げる。昨年は挑戦を意味する「挑」をキーワードとした。

 創立40周年を迎えた記念すべき04年は、掲げたテーマに忠実に、アグレッシブな経営ができたと自負している。挑み続けた昨年、勢いを持って攻める今年、そして来年は、その勢いにさらに拍車をかける意味で、キーワードとして「超」をイメージしている。

 これまでに、自社開発パッケージの品揃えを強化したほか、ソリューションメニューの拡充のための協業体制の確立、サプライ事業強化のためのM&A(買収・合併)など、さまざまな形で〝挑〟んできた。厳しい市場環境のなかでも、利益を生むための土台が確立できた。

 今年は、作りあげた土台をもとに、勢いを持って一気にビジネスを拡大させる。

 IT産業の市場環境自体は、決して楽観視できる状況ではない。エンドユーザーは、情報システムに対する投資により一層シビアになり、低価格要求は今後も変わらないだろう。

 だが、JBCCとしては、ビジネスを伸ばすための方向性がはっきりした。低価格要求にも負けない高付加価値商品・サービスをいくつも生み出した。

 中長期的な目標である連結売上高1000億円、1株利益100円、経常利益50億円の達成に向け、今年はまず、「勢い」をつけて走る。
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