年頭所感

【2004年 我が社のキーワード】 アビームコンサルティング

2004/01/12 16:04

週刊BCN 2004年01月12日vol.1022掲載

「飛躍」

北沢敏行 公共民需事業本部統括責任者


 昨年11月にブラクストン(旧デロイトトーマツコンサルティング)から社名変更。アジア初の「グローバル・コンサルティングファーム」に様変わりした。今年は、国内では当社顧客のメーンとなるエリアの大企業向けのERP(統合基幹業務システム)やCRM(顧客情報管理)などを強化する。さらに、中国に工場や販売会社などを置く日系企業向けに、SCM(サプライチェーンマネジメント)を含めたビジネスシステム構築を重点的に行っていく。

 こうした領域では、当社が関わった導入案件と成功事例が多い。コンサルティングやシステム構築などの人材が豊富で、BPR(業務改革)の支援を含め、一貫したサービスが提供できる。中国やシンガポール、タイなど8か国14拠点にもこうしたノウハウを持つ人材が多く、他のコンサルティング会社と差別化が図れている。

 なかでも今年は、大手企業の情報システム子会社に向けた事業部門の集約を行う「シェアードサービス」と、IT業務に関する「アウトソーシング」の両分野を伸ばす。そのためにITソリューション事業を展開する100%子会社のアビームシステムズとの連携を強化していく。

 社名を変更して、さらに飛躍するために人材トレーニングを充実させ、品質を高め、最近の低価格競争に立ち向かっていく実力を養っていく。
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