年頭所感
【2004年 我が社のキーワード】 日本オフィス・システム
2004/01/05 16:04
週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載
「新創」
尾﨑 嵩社長
当社は、昨年度(2003年12月期)の決算で増収増益となり、「V字回復」の転換点に漕ぎ着けた。90年代後半から、売上高に占めるハードウェアのボリュームが減少し、減収傾向が続いてきたが、昨年度はようやく増収に転じるこができた。私は「飛躍」への道筋はつけたと考えている。
90年代、ハードウェア単価の下落で、これまでのビジネスモデルが通用しなくなった。これを受けて、98│00年度の3か年を「変革」の期間と位置づけ、ソフト・サービスの比率を高める構造改革を強力に推進した。
01年度から昨年度までの3か年は、冒頭で話したように「飛躍」の基盤をつくる期間と位置づけ、ソフト・サービスの比率が売上全体の約6割を占めるまでに高まった。97年度当時は、ハードウェアなど物販の比率が全体の8割を占めていたのに比べれば、大きな違いである。
「変革」、「飛躍」と続き、次の3か年計画の初年度である今年のキーワードは「新創」とした。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ERP(統合基幹業務システム)、Javaやウェブといったオープンシステムの開発など、当社の注力事業が、次の新しい価値を創造するという意味だ。
今後は、特定の分野に強いというだけではなく、次々と自分の得意分野を創り出せるイノベーション能力を高めていく。
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