年頭所感
【2004年 我が社のキーワード】 大塚商会
2004/01/05 16:04
週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載
「飛翔」
大塚裕司社長
今年8月で、社長に就任してから丸3年を迎える。今年は、第2段ロケットに火をつけ、さらに速く、遠くまで「飛翔」するときが来たと考えている。
この3年間、基本的には社内組織を大きく変えなかった。パソコン販売などを担っていたショップ事業を昨年5月に撤収した程度だ。他社は、大規模な合併をしたとき、組織作りに苦労している。これを見ると、組織再編のメリットは感じられなかったからだ。
ただ、今年からは、着実に変えていく。例えば、当社のCADビジネスでは、図面管理の必要性から、文書管理システムを担当する部門や生産管理のシステムとも連携が必要となる。また、生産管理は基幹システムとの連動も欠かせない。情報システムのボーダレス化が進んでいる。
こうしてみると、CAD、文書管理、生産管理、基幹システムと、異なる情報システムを担当する部門が、気がついたら”似たようなことをやっていた“ということがよくある。また、顧客へのサポート・サービスは、社内すべてのビジネスを横断的にカバーするものでなければならない。
複数のシステムを一括して納入する複合販売がうまくいけばいくほど、組織再編への下地ができあがる。情報システムのボーダレス化に対応した組織再編を着実に進め、これまで以上の”飛翔“を成し遂げるタイミングに来ている。
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