年頭所感
【2004年 我が社のキーワード】 大興電子通信
2004/01/05 16:04
週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載
「新基幹」
牧野誠毅社長
当社の得意分野であるアプリケーション領域を、さらに伸ばす意気込みを表すキーワードとして「新基幹」を選んだ。
ERP(統合基幹業務システム)を筆頭に、情報システムに対する需要は今年も堅調に拡大する。今年の傾向は、既存の基幹システムに新しい機能を付け足していく「新・基幹業務システム」が主流になると見ている。
特に、当社の主要な顧客層である中堅企業のERPに向けた投資が活発化する傾向を見せており、この需要を的確に捉えることが重要である。中堅企業を取り巻く環境は依然として厳しいが、生き残りを賭けた戦略的なIT投資をするケースも増えると見ている。
当社の収益構造に関しては、4│5年前までは、売上高に占めるハードウェアの比率が5割に達していた。ところが、今年度(2004年3月期)のハードウェア比率は全体の4割まで下がる見込み。これは、ソフト・サービスの売上高が増えたというよりは、ハードウェアの単価が下がった要因の方が大きい。今後の理想型は、ERPなどソフト・サービスの事業を本格的に拡大させ、売上高に占めるソフト・サービスの比率を7割まで高めることだ。
当社は、昨年12月で創業50周年を迎えた。日本のシステムインテグレータの老舗として、これまでの信頼と伝統を継承し、事業拡大に力を入れる。
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