「技術力」評価では、前回（2001年）の調査結果と同様に日本アイ・ビー・エム（日本IBM）の評価が抜きん出て高い。これにNEC、富士通が続く。日本IBMの64.8％（＋3.7ポイント）とNECの40.8％（＋1.3ポイント）は前回に比べて評価を上げている。一方、富士通の29.7％は6.8ポイント評価を下げた。

　「製品（ハード・ソフト）に対する信頼性」という点では、日本IBM（59.5％）が最も高い結果になった。NECとの差は20ポイント近く開いた。前回比でみても日本IBMは4.5ポイント上昇と、最も評価が高かった。富士通（－3.2ポイント）、NEC（－1.5ポイント）は前回比では若干だが評価が下がった。

　「提案力」でも日本IBMが56.7％でトップ。前回とさほど変わらなかったが（－0.1ポイント）、評価は依然として高い。NECは48.7％で2番手だが、前回よりも7.0ポイント増加しているのが目立つ。ただし、日本IBM、NEC、富士通の3社の差は少ない。

　前回のブランド力の日本IBMに対する評価の裏づけとして、「技術力」、「製品の信頼性」、「提案力」の高い評価で日本IBMを支持しているのがわかる。（ノークリサーチ　伊嶋謙二）