サーバーメーカーの評価では、全体的に見れば日本アイ・ビー・エム（日本IBM）が、他社を圧倒し、高い評価を受けているという結果になった。トップとなった項目数は日本IBMが6、NEC1、富士通1、デルコンピュータ1。NECのトップ項目は「信頼性2（サポートやフォローなどの人的・組織・企業としての信頼性）」のみだが、9項目中7項目で2位の評価を得ているのが注目される。

　日本IBMは、「ブランド力」では他社を圧倒し、75.0％というきわめて高い評価を得た。価格以外の面では他社を圧倒し、総合的にも最も評価されるメーカーという結果になった。

　NECは、「信頼性」や「実績」で評価が高く、また「価格2（価格交渉に柔軟に応じてくれる）」という点、つまり実際の営業活動などの展開面での評価を受けた。

　富士通は、「価格2」が評価された。その他としては、「提案力」などの面で評価を受けた。富士通はNECと評価内容は同じ傾向なのだが、日本IBM、NEC2社に対しては2000年の調査に比べ総じてポイントを落とし、両社から離されつつある。

　デルコンピュータは「価格1（定価・設定価格が安い）」が72.2％と図抜けて高い評価であった。（ノークリサーチ　伊嶋謙二）