年頭所感

【2003年 年頭所感】 NECネクサソリューションズ

2003/01/06 20:37

週刊BCN 2003年01月06日vol.972掲載

「共創」
大河原誠一社長

 不況のなか、顧客と共に苦しみ、顧客と共に手を携えて乗り切る――。そんな願いを込めたキーワードが「共創」だ。顧客とともに運用する次世代アウトソーシングにも通じる言葉だ。

 NECネクサソリューションズは、NEC系販売会社5社が統合して2001年4月に設立された。最初の1年は、ただがむしゃらに前に進んだ。統合2年目の昨年は、旧5社のシステムやサービスを分かり易いように整理した。今年は、当社独自の方向に歩み出る年だ。

 これまで、たとえばNECテクノサービスの主力業務システムだった「ヤリシリーズ」のように、多くの中堅・中小企業向けに“売って、売って、売りまくる”タイプのシステムが受けた。だが、IT不況の風が吹き荒れるなか、顧客の需要は大きく変化した。少なくとも従来のような一本調子の投資は、ほとんど消滅した。「ハードウェアは要らない。システム運用も任せる」と、アウトソーシングに移行する顧客も多い。顧客と共に新しい市場を創造するという観点から、03年は本格的にアウトソーシングビジネスを立ち上げる。
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