「トライアングル」
瀧浪壽太郎社長

　マーケティング、コラボレーション、スピードの要素がしっかりと組み合わされ、均等な三角形（トライアングル）を形成する組織体制が重要だと考えている。

　ユーザーが何を求めているのか、ニーズがどこにあるのかを緻密に探れるマーケティング力。

　親会社の電通をはじめとするグループ会社の知恵やノウハウを集結させて製品に反映し、品質を向上させるコラボレーション力。

　早くに納品するほどユーザーの効率は上がる。受注後、ユーザーに迅速に提供できるスピード力。

　この3つをバランス良く組み合わせ、ユーザーに提供する体制を構築していきたい。

　当社の強みである、金融、製造分野では情報化投資に対する大幅な抑制や、案件の期ずれなどが2002年度の業績に大きく影響した。しかし、流通、サービス向けシステム構築など新しい市場での受注案件が増加するといった明るい話題もある。03年は決して楽観視できる市況ではないが、トライアングル体制を構築していければ、飛躍の年となる。