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デル、法人向けPC「Vostro」シリーズの新製品を発表
2016/09/28 22:02
価格は5000シリーズが6万9980円から、3000シリーズが4万4980円から。4製品ともに本日9月28日にオンラインで発売するほか、従来のPC製品同様の販売チャネルでも販売していく。販売先は順次拡大していく予定だ。
5000シリーズは4色、3000シリーズは3色を揃える。
写真のナイトブルーは5000シリーズの5568、赤は3000シリーズの3568だけで展開
冒頭、デルで執行役員を務めるクライアント・ソリューションズ統括本部の山田千代子統括本部長が登壇。「2016年4月~6月は前年同期比で出荷台数は30%増、国内のパソコン全体の出荷台数が落ち込むなか、国内シェアは3.3%増で第3位(いずれもIDC調べ)と、デルとしてはジャンプアップを成し遂げた。中堅・中小企業向けシェアで、22期連続1位を達成したデスクトップは引き続き好調。ノートブックではシェアを拡大しながら、日経コンピュータの顧客満足度調査(2016年9月)のノートPC部門で、初めて第1位を獲得した。コストパフォーマンスに加えてサポートへの評価が非常に高く、昨年の平手社長就任以来、注力してきた分野が受賞につながった」と、好調なPCビジネスの要因を分析した。
PC事業の好調をアピールする山田執行役員
今回発表したVostroについては、「『ビジネスをスタイリッシュに』というコンセプトのもと、薄型かつエレガント、美しいデザインに一新した」(山田執行役員)と強調。次いで登壇したエクスペリエンス・デザイン・グループのMax Hsu(マックス・スー)デザイン・ディレクターは、「PCは特定の場所に紐づく一方通行の用途から、場所に縛られず双方向コミュニケーションが可能なモビリティかつインタラクティブな用途へと変化した。さらにこれからは共有や予測という、より没入感のある用途が求められていく。万能で直感的、個性的をコンセプトとする新デザインで、コンピューティングにおけるサードウェーブを起こす」と、今後のデザインの方向性を語った。
台湾から来日したMax Hsuデザイン・ディレクターは
「仕事をする上でのベストパートナーになる」と今回の製品に太鼓判を押す
会見の最後では、デルのクライアント・ソリューションズ統括本部に所属する文英梅クライアント・ソリューションズ・マーケティング本部コマーシャルリーダーが、日本市場を意識した3000シリーズのハード面での特徴をハイライトしつつ、「ハードももちろんだが、ソフトウェアやサポートも重要」と強調。Vostoシリーズ全般のサポート体制、搭載するソフトウェアなど、法人市場でのVostroの適用力の高さをアピールした。
文英梅コマーシャルリーダー
各シリーズの特徴
サポート体制およびセキュリティソフト「McAfee SecurityCenter」は共通して適用される
今回のVostro新シリーズの具体的な目標数については触れなかったが、「エントリーモデルという位置づけは、SMBやSOHOの方だけといったわけではなく、短いサイクルで常に新製品を使いたいという大企業の方にもぜひお薦めしたい」(山田執行役員)と、より多くの層に広めていきたいと目標を語った。(藤代格)
会場となったPORTAL POINTは新しいVostroの誕生日と、
SOHOやベンチャー企業のユースモデルをイメージして装飾された
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外部リンク
Vostro=http://www.dell.com/jp/business/p/laptops/vostro-laptops