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ブイキューブ、クムジャパンの経営に参画
2016/09/02 22:02
Qumuは、米国ナスダックに上場する、エンタープライズ向けビデオコンテンツマネジメント分野で高い評価と実績を持つ企業。このQumuの得意分野と、ブイキューブが強みを持つ双方向性の高いビジュアルコミュニケーション分野の融合を見据え、今回の提携に至った。
今後、クムジャパンは販売、ソリューション開発、導入支援やサポートの強化などをブイキューブのビジネス基盤を活用して共同で行う。また、ブイキューブは日本とアジア各国で自社ソリューションとあわせて、Qumuのソリューションも展開していく。
登壇した、(左から)クムジャパンの小山田代表取締役、ブイキューブ間下社長、米QumuのVern CEO
会見の冒頭ではQumuのVern Hanzlik(ヴァーン・ハンズリック)President and CEOと、クムジャパンの小山田代表取締役が登壇。ガートナーのレポートで2013年から3年連続で業界のリーダーに位置づけられているという同社のポジションや、手がける商材、事例の紹介などについて語った。
Qumuの導入企業一覧。主に大手企業の社内コミュニケーション促進が多いという
続いてブイキューブの間下社長が、「当社には『V-CUBEビデオ』という、同一カテゴリに属する製品もあるが、案件がきても断っていたような状況にあった。ニーズが拡大しつつある分野だが、自社でビジュアルコミュニケーション関連製品のすべてを拡充していくことはとても間に合わず、投資も回収もできない。世界ナンバー1であるQumuのエンタープライズ向け配信プラットフォームと、当社の強みである『リアルタイムでの双方向性』を生かした展開が可能になり、ビジュアルコミュニケーションのポートフォリオをまた1つ増やすことができた」と、Qumuとの提携の経緯を語った。
また、間下社長は「アジアでの引き合いも多く、いい滑り出しができている。すでにシンガポールでは受注があり、いいシナジーが出ている」と強調。米国の会社であり欧米に強いQumu製品をブイキューブがアジアで展開することのメリットを語りつつ、「今後も自社の強みが生きる部分は徹底的に自社開発し、そうでないものはいいソリューションを取り込みたい」と、ブイキューブの方向性を語った。
固い握手を交わす、(左から)ブイキューブ間下社長、米QumuのVern CEO
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