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BCN、「BCN Conference 2016」を開催、オープンイノベーション時代の協業を説く
2016/08/24 22:02
冒頭、『週刊BCN』編集長の畔上文昭が挨拶。基調講演では、名古屋大学の高田広章・未来社会創造機構/大学院情報科学研究科教授が「IoT時代の自動車のソフトウェアプラットフォーム ~AUTOSARとダイナミックマップ~」と題して、専門分野である組み込みシステム向けリアルタイムOSの観点からオープンイノベーションについて説いた。高田教授は、オープンイノベーションに関して「『協調領域』と『協創領域』をうまく使い分けていくことが、ますます重要になってくる」と、異業種や同業者などさまざまなプレイヤーが協調してつくりだしていく領域と、企業として競争していく領域を組み合わせることが大切だと訴えた。
名古屋大学の高田広章教授
続いて、SAPジャパンの亀田俊・パートナー統括本部パートナービジネス開発本部長が登壇し、「内外IoT最新事情―『デジタル』が生み出している新たな価値の数々」をテーマに特別講演。亀田本部長は、「オープンイノベーションの文脈のなかで、人をつなぎ、企業をつなぐのがHANAプラットフォームだ」と、同社のインメモリーデータベース「SAP HANA」が協業や協創のプラットフォームになるとアピールした。
SAPジャパンの亀田俊本部長
「BCN Conference 2016」の基調講演は聴講者で賑わった
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