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ヨコタエンタープライズ、名古屋市に「ヨコタサイバーセキュリティ研究所」を新設
2025/04/24 15:19
近年、製造業を含むサプライチェーン全体に対するサイバー攻撃が高止まりしており、産業全体の安定と競争力を左右する重要なリスク要因となっている。こうしたなかで、日本自動車工業会(JAMA)と日本自動車部品工業会(JAPIA)は、2020年3月に「セキュリティガイドライン」を初策定し、23年9月には最新版(v2.1)を公開するなど、業界全体での対策強化が求められている。今回、これらの顧客の課題に貢献するため、同社では製造業が盛んな中部地方の名古屋にヨコタサイバーセキュリティ研究所を立ち上げた。
研究所では、エンジニア向けトレーニングとして、同社が派遣・配属しているエンジニアに対し、最新の脅威情報や対策手法を定期的に共有。現場で即応可能なセキュリティーリテラシーの向上を図る。
また、派遣先企業でサイバーセキュリティーインシデントが発生した場合、研究所が技術支援を行い、エンジニアをサポートする体制を整えている。必要に応じて、派遣業務の範囲を超えた対応も可能となっている。
同社の全エンジニアが、国家資格であるIPA情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の取得を目指し、研究所がその育成と支援を担当していく。
ヨコタエンタープライズでは今後、製造業を中心に日本の競争力強化のため、さまざまな貢献を行っていく。同社が派遣するエンジニアを通じて、各社が課題としているサイバーセキュリティーリスクに対応できるように、さらにバックアップ体制を強化する。十分な体制が整い次第、SOC(Security Operating Center)の立ち上げなど、直接的に顧客の課題解決に貢献できるように進めていく。
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