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KDDI、さくらインターネット、ハイレゾ GPU需要への対応に向けた基本合意書を締結 国内における生成AIの開発力強化へ
2025/04/17 16:00
週刊BCN 2025年04月21日vol.2056掲載
KDDI、さくらインターネット、ハイレゾの3社は4月11日、GPU需要への対応に向けて共同で検討することで合意し、基本合意書を締結した。急増するGPU需要に対し柔軟に対応するため、安定かつ迅速なGPUの相互利用が可能な体制の構築を目指す。国内における生成AIの開発力の向上に寄与し、日本の産業競争力の強化に貢献する。
3社は、「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」において経済産業省から認定されており、計算資源を国内企業に提供し、生成AI開発のための基盤を整備している。企業間アライアンスを通じたGPUの相互利用や相互送客も推進する。
合意に基づき、「GPUの相互利用が可能な体制の構築」「用途に応じた最適なGPUを安定的に提供する」の2点の取り組みを強化する。具体的には、KDDIの大阪堺データセンター、さくらインターネットの生成AI向けクラウドサービス「高火力」、ハイレゾのGPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を相互利用できる体制を構築する。
メリットとしては、顧客から見たときの調達窓口が広がり、例えばKDDIの窓口を通してさくらインターネットのGPUリソースを使うなどのケースが可能になる点を挙げた。また、ラインアップの拡充も実現できるとする。新たなGPUのチップは毎年リリースされ、その都度用途も変わるためラインアップを1社のみでそろえるのは難しい。3社が協力することで、互いのリソースを供給する。そのほか、ITリソースを融通し合うことで、顧客のニーズに対して迅速に応える安定的なGPUの提供を実現したい考えだ。
KDDIのビジネス事業本部プロダクト本部の中島康人・AIビジネス推進部長は、「生成AIのマーケットは刻一刻と変化している上、急速に伸びている。1社で対応するのは難しいので、互いに協力し合えるパートナーがいるのは心強い」とコメントした。
(大向琴音)
KDDI、さくらインターネット、ハイレゾの3社は4月11日、GPU需要への対応に向けて共同で検討することで合意し、基本合意書を締結した。急増するGPU需要に対し柔軟に対応するため、安定かつ迅速なGPUの相互利用が可能な体制の構築を目指す。国内における生成AIの開発力の向上に寄与し、日本の産業競争力の強化に貢献する。
3社は、「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」において経済産業省から認定されており、計算資源を国内企業に提供し、生成AI開発のための基盤を整備している。企業間アライアンスを通じたGPUの相互利用や相互送客も推進する。
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