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都築電気、製造業向け「OTセキュリティ&ネットワークパック」を提供
2025/04/14 15:14

製造現場のOTネットワークは、これまでクローズドなネットワーク環境で稼働していたことから、比較的安全と認識される傾向にあった。しかし近年、DXやIoTをはじめとしたデジタル化の一環で、OTネットワークをその他のITネットワークと接続するケースが増えている。これに伴い、サイバー攻撃をはじめとしたセキュリティーリスクが高まっており、情報漏えいや生産ライン停止などの深刻な被害をおよぼしている事例などもある。これらの課題解決のためには、OTネットワークのセキュリティー対策をはじめ、安定稼働を守るための網羅的なデジタル施策が不可欠と考え、同サービスパックの提供を開始することにした。
主なサービスとして、「ユーザーエクスペリエンス」フェーズでは、簡易診断や専門施設の見学を通して、OTネットワークに関する課題とサービス実装イメージを具体的に把握する。「導入支援」フェーズでは、組織面/運用面/物理面での現状認識や改善点の客観的提言や、ルール策定の支援を行う。「構築」フェーズでは、高セキュリティー・信頼性・スケーラビリティーに優れたOTネットワーク構築のほか、eラーニングなど教育コンテンツを提供する。「運用保守」フェーズでは、セキュリティー装置やネットワーク機器などの監視によるリスクの早期発見と対処を行う。また、ログデータ分析により、未然に脅威からの保護・予防保守・コンプライアンス確保を実施する。
なお、同サービスパックの提供にあたり、各社が有する製品・技術・知見その他の経営資源を活用するため、グローバルセキュリティエキスパート、クロス・ヘッド、ネットワンパートナーズとの業務提携契約を締結した。セキュリティーとネットワークに強みをもつ4社のナレッジとリソースを集約し、サービスと提供体制の構築に取り組んでいく。
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