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セイ・テクノロジーズ、自立分散型サーバー監視ソフトの最新版「BOM 8.0 SR2」

2025/04/01 18:00

 セイ・テクノロジーズは、自立分散型サーバー監視ソフト「BOM for Windows Ver.8.0(BOM 8.0)」の最新のサービスリリースである「BOM for Windows Ver.8.0 SR2(BOM 8.0 SR2)」の販売を4月1日に開始した。

Windows Server 2025 監視テンプレート

 BOM 8.0 SR2は、Windows Server 2025に対応し、Microsoft MVP監修のWindows Update監視を強化するなど、多くのアップデートを実施。このリリースによって、企業のITインフラ管理はより柔軟かつ強固になり、安定した運用監視が可能となる。既存のBOM 8.0を活用中の顧客は、バージョンアップすることで新機能を利用できる。また、無料トライアルも提供しており、手元の環境で新機能を試すことができる。5月20日には、監修を行ったMicrosoft MVP(Most Valuable Professional)山内和朗氏による無料ウェビナーを開催する。

 主な新機能・機能拡充として、Microsoftが昨年11月にリリースしたWindows Server 2025に対応した。これによって、Windows Server 2025が動作する環境でも監視が可能となり、システムの正常稼働確認を実現する。

 また、「システム安定運用-セキュリティテンプレート」のWindows Update監視を強化。BOM8.0 SR2では、最後にインストールされた品質更新プログラムのインストール日からの経過日数を監視する機能を追加した。この強化は、Microsoft MVPである同社社員・山内和朗氏の監修のもと、現在の累積更新プログラムベースのWindows Updateでは、個別の更新プログラム(KB)のインストールの有無よりも、最後に品質更新プログラムがインストールされてからの経過日数を監視することのほうが理にかなっているという考えに基づいている。

 Windows Server 2025の新機能である「OSConfig」に連動した「Windows Server 2025 監視テンプレート」も提供する。この監視テンプレートを利用することで、Windows Server 2025の設定値が、CISベンチマークが推奨するセキュリティー要件をどれだけ満たせているか監査した結果をファイル出力できる。また、定期的に監査結果を出力できるため、システム監査時に証跡として活用できる。

 このほか、BOM Syslog受信機能を追加。Linuxサーバーやネットワーク機器、サーバーハードウェアの管理コントローラーなどからのSyslogメッセージを受信し、一元監視を実現する。また、BOM 8.0に実装されている監視のフィルタリングや、監視結果をZabbixなどの統合監視ツールへ転送する連携を組み合わせることにより、転送先の管理サーバーにかかる負荷やストレージ消費を最小限に抑えたログ監視のシステムを構築できる。さらに、BOM 8.0 SR2は、直接Syslogメッセージを受信・監視できるため専用のSyslogサーバーを必要とせず、Syslogサーバーの構築にかかる手間を軽減できる。
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外部リンク

セイ・テクノロジーズ=https://www.say-tech.co.jp/

「BOM for Windows Ver.8.0 SR2」=https://www.say-tech.co.jp/product/bomwin80/sr2

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