SB C＆Sは、TXOne Networks Japan（TXOne）とディストリビューター契約を締結し、OT（Operational Technology）セキュリティーソリューションの「Element（エレメント）シリーズ」「Edge（エッジ）シリーズ」「Stellar（ステラー）」の取り扱いを3月19日に開始した。

　近年、工場や交通、ライフラインなどの重要インフラを狙ったサイバー攻撃が増加しており、OT環境のセキュリティー対策が急務となっている。従来のOTシステムは、外部ネットワークと隔離されているためサイバー攻撃の対象外だったが、DXの進展によって、ネットワークとの接続が一般的になり、攻撃リスクが高まっている。また、OTシステムは、古い機器やレガシーシステムが多く、マルウェアやランサムウェアの標的になりやすいため、OTセキュリティーを導入することで、不正アクセスやウイルス感染を未然に防止できる。

　今回の契約で、SB C＆Sが取り扱うTXOneのソリューションは旧OSにも対応しており、既存のOT環境との互換性が高く、導入から期間が経過した古いレガシーシステムでもサポートが可能。製造業の生産ラインのセキュリティー統制や電気・ガス・水道の重要インフラのOT機器管理、交通・鉄道の信号システムや監視システムの一元化、医療機器や制御ネットワークの可視化や保護などに適している。