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PCA、「PCA Hub」の操作に関する質問に自動回答するAIチャットボット

2025/03/18 15:51

 ピー・シー・エー(PCA)は3月17日、中小・中堅企業の社内業務や企業間取引のデジタル化を推進する「PCA Hubシリーズ」の操作に関する質問に自動回答するサービス「PCA AIチャットボット」をリリースすると発表した。


 PCA AIチャットボットは、自然言語技術と人工知能/AI技術を活用し、ユーザーからの質問を話し言葉として理解し、自動回答するサービス。PCA Hubシリーズのスムーズな導入、運用をサポートする。

 各企業が国内の労働者人口減少への対策として社内業務の効率化を目的としたDX化を推進している中、同社もPCA Hubシリーズを始めとした新規サービスを今までにないスピード感でリリースを予定している。PCAサポートセンターでも、そうした環境を踏まえた顧客サポートを実現するため、従来の電話によるサポートやよくある質問サイト(FAQ)だけではなく、ユーザーによる問題の自己解決を促進するサポートコンテンツとして、AIを活用したチャットボットの導入を進めてきた。

 PCA AIチャットボットは、回答精度とコスト効率の最適化を図るため、AIが事前に登録されたQAから適切な回答候補を検索し表示する“定型AI”と、回答候補に目的の回答が見つからない場合にAIがマニュアルやFAQなどの学習データから回答を生成する“生成AI”を組み合わせたハイブリッド型のチャットボットサービスで、24時間365日、ユーザーが操作に困った際に解決の支援を行う。

 3月下旬以降、順次リリースを予定。リリース後はPCA Hubシリーズのメニューバーのリンクから遷移し、利用できるようになる。対象サービスは、PCA Hub eDOC、PCA Hub 取引明細、PCA Hub 給与明細、PCA Hub 年末調整、PCA Hub 労務管理。

 なお、PCA AIチャットボットには、Automagiの「AMY AGENT」を採用している。AMY AGENTは、独自の自然言語処理と経験豊富なスタッフのコンサルティングにより高精度な回答を実現したAIチャットボット。チャットボットとしての基本機能はもとより、専門スタッフの運用サポートや強固なセキュリティー・高いカスタマイズ性を備えており、大手金融・証券会社や公共団体にも導入されている。

 チャットボットの学習データに回答が用意されていない場合でも、オプションの「生成AIによる回答機能」を用いれば、RAGに既存のドキュメントを事前に取り込むことで、生成AIがチャットボットに代わって、取り込んだ情報をもとに回答することができる。生成AIを活用することで運用負担をかけることなく、質問に対するカバー率の向上を図ることが可能としている。
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外部リンク

ピー・シー・エー=https://pca.jp/

「PCA Hubシリーズ」=https://pca.jp/hub/index.html

「AMY AGENT」=https://www.automagi.jp/solution/amy-agent