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SBT、「SaaSパトロール」でワークフロー機能と棚卸機能を提供

2025/03/07 14:17

 SBテクノロジー(SBT)は、社内のSaaS利用状況を可視化し一元管理するサービス「SaaSパトロール」で、「ワークフロー機能」と「棚卸機能」の提供を3月6日に開始した。

 SaaSパトロールは、社内で使用されるSaaSを一元管理し、メールやウェブアクセスログによるSaaSの利用状況を集約・可視化するサービス。情報セキュリティー担当者の負荷を抑えながら、セキュリティーリスクを軽減し、ルールに基づいた適正なSaaS管理を実現する。

 今回追加したワークフロー機能は、新しいテナント(契約)やサービスを利用するユーザーの申請・承認を行うことができる。申請されたテナントやユーザーは、承認後自動で台帳に登録される。SaaSパトロールの管理者は、台帳への自動反映により手動転記の手間を省くことが可能で、データの整合性を保つことができる。なお、既存のワークフローサービスを利用しているユーザー、SaaSパトロールと組み合わせて利用できる。

 棚卸機能は、SaaSパトロールで管理しているテナントや利用許可ユーザーの棚卸しを行う機能。SaaSパトロール管理者は、それぞれのテナント管理者に対して棚卸しの依頼を行うことができ、その進捗状況を確認し催促を実施できる。棚卸し依頼を受け取ったテナント管理者は、テナントにひも付くユーザーに対して棚卸し依頼を行う。

 ワークフロー機能と棚卸機能の提供により、SaaSの利用申請から承認、台帳への自動登録、棚卸しまでのSaaS管理に必要な一連のプロセスをすべてSaaSパトロールで実施できるようになった。煩雑になりがちなSaaSの管理を大きく効率化し、転記漏れなどの人為的なミスを削減しながら、適正なSaaSの利用を促進することが可能となる。

 とくにエンタープライズ企業では、全社で利用されているSaaSすべてを情報セキュリティー部門が把握・管理することは困難。SaaSパトロールでは、各テナントの管理者に現場部門のユーザーを指定することができ、棚卸しや削除漏れユーザーの対応をテナント管理者が担う。これにより、情報セキュリティー部門と現場部門とが連携したSaaSの適正管理を実現する。

 税別価格は8万円。
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外部リンク

SBテクノロジー=https://www.softbanktech.co.jp/

「SaaSパトロール」=https://www.softbanktech.co.jp/service/list/saaspatrol