日本マイクロソフトは国内における「AIエージェント」の活用支援を本格化する。ユーザーのニーズやスキルレベルに合わせた3種類のエージェントを展開し、幅広い範囲での業務効率化に貢献する。エージェントのみならず、AIを適切に導入し、ビジネスに生かすための方法論も提供し、運用・管理も含めた総合的なサポートを提供する構えだ。
（大向琴音）

　12月18日に都内で報道向けの説明会が開かれた。AIエージェントをめぐっては、11月に米国で開かれた米Microsoft（マイクロソフト）の年次イベント「Ignite」において、今後のマイクロソフトソリューションの重要な要素として紹介されている。AIエージェントの特徴として、日本マイクロソフトは▽ユーザーの介入を最低限に抑える「自律性」▽質問の回答ではなく目標やタスクの達成に向けて行動する「目標指向」▽複数かつ連続した対話によるタスク処理や複数エージェントの協調運用が行える「高度な推論」─の3点を挙げる。