SB C＆Sは12月24日、米GitLabとディストリビューター契約を締結し、DevSecOpsプラットフォーム「GitLab（ギットラボ）」の取り扱いを開始したと発表した。

　これまでSB C＆Sは認定セレクトパートナーとして、GitLabの販売を販売パートナーとともに推進してきたが、今回の契約により認定ディストリビューターとして、GitLabを引き続き取り扱う。

　GitLabは、ソフトウェア開発の全プロセスを一元化できるAI搭載のDevSecOpsプラットフォーム。ソースコード管理（Gitリポジトリ）やソフト開発のプロセスを効率化し、コード修正箇所の管理からリリースまでを自動化する開発手法であるCI／CD（継続的インテグレーションとデリバリー）、プロジェクト管理、コードレビュー、セキュリティー機能が単一のプラットフォームに統合されているため、プロジェクトプランや開発、展開までの効率的なワークフローを提供する。

　一連のAI搭載機能である「GitLab Duo（ギットラボ デュオ）」も備えている。コード生成やコードの説明、テスト生成、脆弱性の修正、チャット機能「Duo Chat（デュオ チャット）」が含まれており、ソフトウェア開発ライフサイクル（SDLC）全体にAIを組み込むことで、さらなる効率化を実現できる。

　今回、SB C＆Sが取り扱う製品ラインアップは、「GitLab Premium」「GitLab Ultimate」「GitLab Duo Enterprise」は三つ。

　GitLab Premiumは、企業の生産性向上とチーム間のコラボレーション強化を支援するエンタープライズ向けプラン。高度なCI／CD機能や迅速なコードレビュー、詳細な進捗管理ツール、優先的なサポートを提供する。G

　GitLab Ultimateは、Premiumの全機能に加え、セキュリティーテストや自動脆弱性検出、ポートフォリオ管理、業務プロセスを可視化し、付加価値を生み出すことと、無駄な工程を明確にするバリューストリーム分析など、より包括的なエンタープライズ機能を提供する。

　GitLab Duo Enterpriseは、ソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたるエンドツーエンドのAI機能を提供する。組織のセキュリティー脆弱性の早期検出・修正やイシューディスカッション、マージリクエストの要約、CI／CDのボトルネックや障害の解消、チームコラボレーションの強化をサポートする。