Beatrustは11月14日、タレントコラボレーションプラットフォーム「Beatrust」について、生成AIを活用して最適な人材と機会のマッチングを実現する「Beatrust Scout」と、社内のソースから従業員のスキルや経験を自動的に抽出・可視化する「Tag Extraction」の両新機能の提供を正式に開始した。企業の人的資本の可視化と最適配置を推進する。
Beatrust Scoutは、プロジェクトの内容や必要な人材など、自然言語で入力された人物像を生成AIが解析。スキルや他者評価などを基に、適切な人材をリコメンドする。結果はCSV形式でダウンロードすることができるため、ほかのツールと連携可能。社内の人材を発掘したい人事部や、プロジェクト型企業の人材登用などのシーンで活用できるとした。日本語と英語に対応している。
Tag Extractionは、チャットなど社内のコミュニケーションデータのほか、人事評価シートなどの人事データや社内報の個人インタビュー記事などから従業員のスキルや経験を生成AIによって自動的に抽出する。これにより、継続的に従業員のスキル情報が収集されるようになる。
久米雅人 共同創業者
同日の説明会で久米雅人・共同創業者は、「導入目標としては、初年度に大手企業50社ほどで導入あるいはPoCを始めたい」とした。
2025年には、ロールモデルの提示や研修機会のレコメンド、公募や社内副業の促進を通じて、従業員のスキルアップを実現するための機能「Beatrust Career」を提供する予定。
Beatrustは、新機能のほかにも、人材の可視化と検索のための「Beatrust People」や、Q&A掲示板の「Beatrust Ask」などの機能を備えている。
(大向琴音)