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NTTデータと米Oracle、ソブリンクラウド強化へ協業 25年末に「Alloy」による新サービス提供

2024/10/31 16:00

週刊BCN 2024年11月04日vol.2036掲載

 NTTデータと米Oracle(オラクル)は10月23日、ソブリンクラウドサービスの強化に関する協業を発表した。NTTデータはオラクルのクラウド基盤「Oracle Alloy」を自社データセンター(DC)に導入し、既存のクラウド基盤サービスである「OpenCanvas」の機能を拡張する。国内SIerとしての高品質なセキュリティー対応に、ハイパースケーラーが有する生成AIなどの多様なサービスやスケーラビリティーを加え、より使いやすいサービスへ強化したい考えだ。新サービスは2025年12月末に東日本リージョンで開始する予定で、同社は30年に新サービスを含めたOpenCanvas全体で売上高1000億円を目指す。
(藤岡 堯)

 OpenCanvasはNTTデータが金融業界での運用実績や各種サービスで培った技術などを基に開発され、IaaSとしてミッションクリティカルな要件を満たせるカスタマイズ性や、柔軟な運用・保守、閉域網を含む広範なネットワークへの接続性などを特徴とするほか、リージョン指定、立ち入り監査、データ消去証明など、一般的なパブリッククラウドでは難しい対応も可能としている。Oracle Alloyは顧客のDCに「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)の環境を構築し、運用も顧客側で実行可能なサービスで、国や地域の規制を順守しながら、最先端のクラウドサービスを利用できる。

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日本オラクル=https://www.oracle.com/jp/

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