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米Oracle、マルチ・分散クラウド推進で「ルーツに戻る」 CloudWorld 2024でキャッツCEO

2024/09/26 16:00

週刊BCN 2024年09月30日vol.2031掲載

【米ラスベガス発】米Oracle(オラクル)は米国時間の9月9~12日、米ラスベガスで年次カンファレンス「Oracle CloudWorld 2024」を開催し、米Amazon Web Servises(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)との戦略的パートナーシップをはじめとしたマルチクラウド・分散クラウド戦略の強化、AIやセキュリティー領域での新機能など、さまざまな取り組みを発表した。10日のサフラ・キャッツCEOによる基調講演を中心に概要をレポートする。
(藤岡 堯)
 
サフラ・キャッツ CEO

強調されたオープン性

 キャッツCEOは講演の冒頭、新型コロナ禍以前の同社のカンファレンス名が「OpenWorld」だったことを引き合いに出し「私たちのルーツに戻る」と述べた。10日の別の基調講演に登壇したラリー・エリソン会長兼CTOも同じ趣旨の発言をしたように、オラクルのデータベース製品はメインフレームやPCでOSを問わず動作するオープン性に特徴があった。オラクルが推進するマルチクラウド、顧客やパートナーによる専用リージョンの設置を含め、パブリック、プライベートといった形態を問わずクラウドを活用できる分散クラウドの戦略は、このオープン性に回帰する動きと言える。
 
大勢の聴衆が訪れたキャッツCEOの基調講演

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外部リンク

日本オラクル=https://www.oracle.com/jp/