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富士通と大阪大学、量子コンピューターの実用化早める新技術 「STARアーキテクチャ」を改善
2024/09/05 16:00
週刊BCN 2024年09月09日vol.2029掲載
(大向琴音)
量子コンピューターは、原理的には現行機種で計算困難な量子化学計算や複雑な計算が可能。しかし、量子ビットの状態がノイズによって変わり、計算を間違ってしまう量子エラーと呼ばれる弱点が存在するため、量子エラーの訂正が必要となる。量子エラー訂正を実施しながら計算を行う仕組みとして、多数の物理量子ビットを用いる冗長化によって一つの論理的な量子ビットを形成する技術があるが、実用的な計算をするためには、100万量子ビットといった大規模な量子コンピューターが必要になると試算されていた。このため、量子コンピューターが実用計算において現行機種を超えるには長い年月が必要と考えられていた。
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