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米PagerDuty、障害の3分の2がアップデートに起因 AI活用でシステム停止の時間短縮に注力

2024/09/05 16:00

週刊BCN 2024年09月09日vol.2029掲載

 システム復旧支援SaaS開発の米PagerDuty(ページャーデューティ)は、自社ユーザーの直近におけるシステム障害を調査・集計した結果、約3分の2がソフトウェアのアップデートに起因していることを明らかにした。アジャイル開発やCI/CD(ソフトの継続的構築と継続的実装)の浸透で、企業の業務システムにおいても随時アップデートするケースが珍しくない中、「システム障害を完全に防ぐのは困難であり、停止時間をいかに短くするのかを重視すべき」と、ジェフリー・ハウスマン最高製品開発責任者は話す。
 
ジェフリー・ハウスマン 最高製品開発責任者

 2024年7月にセキュリティーソフトのアップデートが原因とされる世界規模のシステム障害が発生した際は、「システム復旧のために通常時の10倍余りの作業量を強いられたユーザー企業が少なくなかった」(ハウスマン最高製品開発責任者)と指摘。一方で、PagerDuty製品ユーザーの多くは過去の平均的なシステム停止時間の1.3倍程度で復旧することができたとしている。

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