飲食や美容など地域ビジネスに焦点を当てたデジタルマーケティングを手掛けるCS-Cは、新規事業領域として旅館・ホテル向けサービス「C-mo Pro travel」を2023年10月に始めたところ、半年で売上高が全社の7.2％を占めるまで伸びた。旅館・ホテル業はインバウンド需要に活気づく一方で、「いかにオンラインで集客できるかどうかで明暗が分かれている」（石黒博和・執行役員トラベル事業部長）と、二極化が進んでいるという。C-mo Pro travelはオンライン集客を補強することで旅館・ホテルの売り上げや利益の拡大を後押ししている。
 
　具体的には、国内外の旅行者の多くが利用する予約サイトの上位に表示されやすいようにするSEO（検索エンジン最適化）対策の実施や、需要喚起に「Instagram」などのSNSで活動するインフルエンサーに宣伝を依頼し、外国語対応といったデジタルマーケティングの業務を代行する。