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ジャパン・クラウド・コンサルティングがITインフラ領域のSaaS誘致に注力 生産性高めるツールで技術者不足を緩和へ

2024/06/13 16:00

週刊BCN 2024年06月17日vol.2018掲載

 海外SaaS企業の国内誘致を手掛けるジャパン・クラウド・コンサルティング(Japan Cloud)は、ITインフラ領域での誘致に力を入れる。同領域の技術者は業務アプリケーション領域よりも不足傾向が強いとみており、先進的なSaaSツールを積極的に呼び込むことで、人手不足の軽減や技術者の生産性向上につなげる。同時に、ユーザー企業が主体的にデジタルサービスを創出するための「内製化の割合も増える」と福田康隆社長は予測。自社のITインフラを効率的に管理したいとするユーザー企業側の需要にも応えていく。
(安藤章司)
 
福田康隆 社長

 Japan Cloudは累計17社の海外SaaS企業を国内に誘致した実績があり、日本法人設立に当たってはJapan Cloudと先方が対等に出資することを原則としてきた。直近では双方が出資する日本法人が11社ある。これまでは経費精算の米Concur Technologies(コンカーテクノロジーズ)をはじめとした業務アプリ領域が多かったが、近年では可観測性プラットフォームの米New Relic(ニューレリック)や、システム運用業務支援の米PagerDuty(ページャーデューティー)、API管理基盤の米Kong(コング)などITインフラ領域の誘致を手厚くしている。

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