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SUBARUと米AMD、SoCを「アイサイト」向けに最適化 AI技術で死亡事故ゼロ目指す

2024/05/02 09:00

週刊BCN 2024年04月29日vol.2012掲載

 SUBARUと米Advanced Micro Devices(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、AMD)は4月19日、SUBARUの運転支援システム「アイサイト」に関する協業について説明した。SUBARUは、FPGA、AI処理回路、CPUなどを組み合わせたAMDのシステムオンチップ(SoC)「Versal AI Edge Series Gen 2」を次世代のアイサイトに最適化して採用すると発表。AI技術を活用してアイサイトを発展させ、目標とする「2030年死亡交通事故ゼロ」を目指す姿勢だ。

 Versal AI Edge Series Gen 2は、AI処理における「前処理」「AI推論」「後処理」という一連のプロセスを一つのチップで実行できるのが特徴。両社は、ステレオカメラの認識処理とAI推論処理を融合し、最適な判断結果を出力可能なSoCに向けて独自回路を共同で設計する。チップの処理能力は落とさずにコアのサイズが小さくなるため、コスト削減の効果が期待できるという。

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