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Pythonエンジニア育成推進協会、Python試験の累計受験者数が5万人を突破
2024/03/06 15:34
Pythonは現在、AIや機械学習、ビッグデータやデータ分析、各種自動化、ウェブで中心的に使用されている技術として普及している。日経クロステックの23年12月掲載記事によると、普及率と使用率はともに1位になったが、Pythonが強い各分野はまさにこれからが本格的に利用が拡大する分野であり、今後さらにニーズが高まると予想されている。
こうしたニーズをとらえた先進的な企業や、学生、リスキリングに興味がある中高年の人々を中心に学習意欲が高まり、学習の習得度のチェックに活用された結果、早期に受験者数が5万人を突破したと同協会では考えている。
なお、Python 3 エンジニア認定実践試験(Python実践試験)の合格率は48.6%、Python業務未経験率は38.6%、資格手当有りは45.0%となっている。最上位試験にしては高めの合格率となった。一般的に資格手当の付与率と相関関係があり、企業による資格手当の付与率が増加していることに起因している。これは、企業がPythonエンジニア育成も強化していることの表れとしている。
Python 3 エンジニア認定基礎試験(Python基礎試験)の合格率は76.0%、Python業務未経験率は36.8%、資格手当有りは27.6%で、基礎レベルの試験としては合格率、業務未経験率も妥当な数値となった。最近では、学生によるPython教育や中高年のリスキリング学習の一環での受験傾向が多く、個人での受験が多いことから資格手当の割合が少なくなっている。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験(データ分析試験)の合格率は81.5%、Python業務未経験率は62.2%、資格手当有りは62.2%。資格手当有が増えると合格率も高くなる傾向があり、資格手当有りと合格率ともに高い結果となった。これは企業によるDX推進やデータ活用の増進によってデータ分析の人材育成が増えていることの表れだとしている。また、データ分析試験は企業や部門一括受験の比率も多く、Python業務未経験率の高さも特徴になっている。
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