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ネットワールド、米OPSWATとディストリビューター契約
2023/11/10 14:33
OPSWATは、ゼロトラストの発想によって、メールやさまざまな経路で受け取る多種多様なファイルを、受け取る前に高度な検査で確認し、高度な無害化などにより脅威除去をするという新しいアプローチのセキュリティソリューションを提供している。マルウェアやランサムウェア攻撃が増加するなか、従来のアプローチでは防ぎきれない未知のマルウェアやゼロデイ攻撃を未然に防ぎ、リスクを大幅に低減することが可能で、その高い有効性と信頼性から、国内でも注目が高まっている。
また、Microsoft 365のメールやm-Filterなどのメールセキュリティ、OneDriveやBox、AWS S3などのクラウドストレージや各種ファイル転送サービス、F5やA10などのApplication Delivery Controller、Menlo Securityなどの仮想ブラウザによるインターネット分離といったソリューションとの組み合わせも可能。ネットワールドと同社のパートナーは、これら製品の取り扱い実績が豊富なことから、MetaDefenderプラットフォームと組み合わせたトータルなソリューションを提供する。
OPSWATの主な特徴として、ファイルのゼロトラスト化を実現する。ファイルが社内や組織内に入ってくる前にすべてを確認。脅威があれば拒否または除去し安全なファイルだけを受領や受信することで、サイバーセキュリティのリスクを大幅に低減できる。
複数のアンチウイルスエンジンでスキャンし、検知率を上げるOPSWAT独自の「マルチスキャン」、ファイル内の脅威を高度かつ高速に除去する「Deep CDR(高度な無害化)」、exeなどの実行ファイルを高速に検査可能な「次世代サンドボックス」、インストールする前に、アプリケーションのインストーラーの脆弱性を検査する「アプリ脆弱性チェック」、機密情報を秘匿化(マスキング)し、漏えいを防ぐ「DLP(Data Loss Prevention)」といった豊富な機能で、高度に多重にファイルの安全性を確認できる。
すべてのファイルに悪意があるものとみなし、ファイル内の潜在的に悪意のあるコンテンツを削除・無効化することで非武装化するDeep CDR(無害化)を提供する。多くのファイルが1秒以内から数秒で無害化できる高速性と、ファイルが崩れずファイル形式もそのままで、処理前、処理後のファイルイメージが変わらないユーザビリティを維持したまま安全なコンテンツに再構築できる安定性が、多くの顧客に評価されている。
OPSWATのDeep CDRは、150種類以上のファイルタイプに対応。Officeファイルをはじめ、一太郎、PDFファイル、各種画像ファイル、動画ファイル、CADファイル(.dwg)の無害化が可能となる。
ファイルが入ってくる経路は、USBなどのリムーバブルメディア、メール、クラウドストレージ、ファイル転送/交換サービス、ウェブサーバーなどさまざまだが、OPSWATのMetaDefenderオプションを組み合わせることで、ファイルの検査や無害化などの脅威除去などが可能。また、自治体や重要インフラの組織でのネットワーク分離環境(インターネットに接続しないオフライン環境)へのファイル持ち込みも対応可能となっている。
さらにOPSWATでは、MetaDefenderのREST APIやオンプレミスAPIを提供する。そのため、企業や組織のアプリケーションやすでに実装されたセキュリティアーキテクチャーに、MetaDefender Coreの高度な検査や脅威除去技術を連携や統合することができる。
リムーバブルメディアやメール、クラウドストレージ、ICAPサーバー、ファイル転送サービスなど、ファイルの受領や受信方法により、MetaDefender Coreと連携するオプションを用意している。
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